滋善宗人とは? わかりやすく解説

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滋善宗人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 04:55 UTC 版)

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滋善宗人
時代 平安時代初期 - 前期
生誕 延暦19年(800年
死没 貞観5年1月20日863年2月11日
官位 従五位上助教
主君 仁明天皇文徳天皇清和天皇
氏族 西漢人→滋善宿禰
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滋善 宗人(しげよし の むねひと)は、平安時代初期から前期にかけての貴族儒学者氏姓は西漢人のち滋善宿禰官位従五位上助教

経歴

備中国下道郡出身。若い頃から大学儒学を学ぶ。大学博士御船氏主から三礼(『儀礼』『周礼』『礼記』)を学んだ際、一度聞いたことは全て記憶していたことから、氏主は周囲に(宗人は)「後代の礼聖なり」と言ったという[1]

天長年間に美作博士に任ぜられる。のち、経学に広く通じていたことから、召されて嵯峨上皇に近侍し、承和7年(840年)直講に抜擢された[1]。のち助教に転じて大学助を兼ね、嘉祥3年(850年従五位下斉衡3年(856年)従五位下と叙位を受け、貞観4年(862年)には従五位上に至った。この間の仁寿2年(852年)に滋善宿禰姓を賜与され、本貫を左京に移されている。貞観5年(863年)1月20日卒去。享年64。最終官位は従五位上行助教。

人物

性格は沈静である一方、世間の事柄には疎かった。儒者らしく質素であることに努め、宮中に立ち入って公卿大夫と交際するようなことがなかったという[1]

官歴

六国史』による。

脚注

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  1. ^ a b c 『日本三代実録』貞観5年正月20日条

参考文献




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