溶けた鉛に指を入れる実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 01:18 UTC 版)
「米村でんじろう」の記事における「溶けた鉛に指を入れる実験」の解説
「ライデンフロスト効果」も参照 溶けて液体となった鉛(融点:約330度)にジェル状のアルコールを塗った指を一瞬入れる実験。1993年に、米村などがガリレオ工房の例会で報告を行った。一瞬であれば指に熱が伝わることはない。「ライデンフロスト効果」と呼ばれるものであるが、理由は以下による。 融解熱に比べて気化熱は格段に大きく、液体が気化するときの気化熱に鉛の熱が使われ、指に熱が伝わらない 気体が指と鉛の間にあると、熱伝導が少なく指に熱が伝わりにくい 滝川洋二は「この実験を単体で行えば、ただのびっくり実験であるが、『温度と熱』の授業で他の実験(例えば圧気発火器など)も交えて、正しく取り入れれば(生徒の)内容理解に大きく貢献する」と解説している。滝川がこの実験を取り入れた授業では毎回クラスの半数程度は実際に挑戦した。さらに滝川は「実際に体験するのとしないのとでは、理解や学んだ内容への確信に雲泥の差がある」としている。
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