準同型性とは? わかりやすく解説

準同型性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 01:23 UTC 版)

Paillier暗号」の記事における「準同型性」の解説

Paillier暗号特筆すべき点はその準同型性である。暗号化関数加法的準同型性を持つ。公開鍵 pk乱数 r を使って m を暗号化した暗号文を Epk(m; r) と表記する平文加法準同型性 二つ暗号文の積は、それらの平文の和の暗号文になる E p k ( m 1 ; r 1 ) ⋅ E ( m 2 ; r 2 ) mod n 2 = E p k ( m 1 + m 2 ; r 1 r 2 ) mod n 2 . {\displaystyle E_{pk}(m_{1};r_{1})\cdot E(m_{2};r_{2})\mod n^{2}=E_{pk}(m_{1}+m_{2};r_{1}r_{2})\mod n^{2}.\,} また以下の性質満たすE p k ( m 1 ; r ) ⋅ g m 2 mod n 2 = E p k ( m 1 + m 2 ; r ) mod n 2 , {\displaystyle E_{pk}(m_{1};r)\cdot g^{m_{2}}\mod n^{2}=E_{pk}(m_{1}+m_{2};r)\mod n^{2},\,} E p k ( m , r ) k mod n 2 = E p k ( k m ; r k ) mod n 2 . {\displaystyle E_{pk}(m,r)^{k}\mod n^{2}=E_{pk}(km;r^{k})\mod n^{2}.\,} しかし、2つ暗号文だけを与えられ場合に、秘密鍵無し平文の積の暗号文計算する方法知られていない

※この「準同型性」の解説は、「Paillier暗号」の解説の一部です。
「準同型性」を含む「Paillier暗号」の記事については、「Paillier暗号」の概要を参照ください。

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