満州民族の姓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 04:49 UTC 版)
金姓は、女真族(満洲民族)の中では最も早く用いられた漢姓である。元末明初、火児阿万戸である阿哈出(中国語版)(本姓は古倫)は、漢姓として「金」を称した。朝鮮の『朝鮮王朝実録』によれば、鉄嶺北部女真の都夫失里千戸の火失貼木は金を姓としたという。 満州族が金(後金、のちに清)を建国すると、愛新覚羅氏(アイシンギョロ氏)などの皇族が南下した。「アイシン」(ᠠᡳᠰᡳᠨ)は「金」という意味の部族名に由来しており、清朝滅亡後、愛新覚羅氏の多くが漢語に翻訳した「金」姓に改めた。 満州族の金姓は、もともとの愛新覚羅氏、金佳氏、精吉氏、精格理氏、索爾済氏、鈕祜禄氏、車勒庫車氏、錫爾馨氏、馬佳氏、索爾済氏などの氏族を含んでいる。 また、旗人に編入された朝鮮族の金氏や漢民族の金氏、モンゴル族の阿穆尼布塔斯氏などが、満洲系の金氏に含まれる。
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