清音と濁音、半濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 01:31 UTC 版)
清音と対立する概念は濁音と半濁音である。これらはいずれも清音の各音から派生したものと考えられ、熟語で、後半の語の最初の音が清音から濁音、半濁音に置き換えられる連濁(例:きり+はな→きりばな(切り花))が見られるなど、対応するもの同士の親和性が高い。 ある音が清音であるかどうかは、日本語話者集団の主観や文法的用件に依るところが大きい。たとえば、清音であるな行やま行と同じ鼻音を持つモーラでも、鼻濁音と呼ばれる が行の各音は、鼻音でない有声子音の が行の各音と意味上の違いなく使われるため、独立した清音でなく、か行の濁音に分類される。無声子音で始まる ぱ行の各音は、は行の各音との交換があるため(2ほん(本)→1ぽん)、は行の半濁音とされる。
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