消えた公爵家の子息
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 07:34 UTC 版)
「エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ」の記事における「消えた公爵家の子息」の解説
母親が失踪した時、エノーラは兄のシャーロックとマイクロフトに電話をかけるが、兄はエノーラのことを重要ではないと断った。彼女を寄宿学校に入れようとする兄たちの計画と、コルセットを着ることに恐怖を感じたエノーラは逃亡する。未亡人に扮した彼女は、若い子爵テュークスベリー卿の失踪事件をシャーロックと一緒に捜査しているレストレード警部に出くわす。危うく偽装がバレそうになった彼女は、子爵の隠れ家と思われる秘密の場所を見つける。子爵が逃げ出したのではないかと考えたエノーラは、彼を探すために旅に出る。ロンドンに到着したエノーラは、この街が想像していたような魔法の街ではないことに気づく。それは、都会で生きていくための知識を持たない子爵を誘拐したのと同じ人物が、エノーラを誘拐したのだ。子爵を連れて逃亡したエノーラは、ある女性に賄賂を渡して服を買ってもらう。シャーロックの目と鼻の先の警察署に身を潜めたエノーラは、ベンチに容疑者の似顔絵だけを残して逃げ出す。 彼女は個人広告欄を介して母親に暗号文を送り、母親はロマと暮らすために行ったと返事をする。エピローグでは、エノーラが2つの人格を持っていることが明らかになる。エノーラは貧乏人には無口な「シスター」、金持ちには私立探偵の秘書「アイビー」である。
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