海外の千木の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 01:17 UTC 版)
千木は日本建築に限ったものではなく、中国雲南省のワ族やタイ王国のラワ族・ラフ族・アカ族・カレン族などの高床式住居にも千木はあり、彫刻もされており、伊勢神宮の千木の「風口」と同様の切りこみも施されている。また、紀元前の滇国の青銅製の神殿にも見られることから、千木の起源は太古まで遡るものとみられている。この青銅製の神殿に、神社建築の二大原型とされる「神明造」と「大社造」の源流が認められるとされる。 東南アジアにおける千木のある建築文化圏ではウシの供犠が行われていると大林太良は指摘しており、アッサムでは千木を「牛の角」と呼び、千木下の破風にも牛角をつけている(上田正昭 大森太良 森浩一 『対談 古代文化の謎をめぐって』 社会思想社 1977年 pp.88 - 89.)。
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