海までの経路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 06:58 UTC 版)
ヤルンツァンポ川はチベット高原に端を発する河川で、世界で最も源流の標高が高い。チベット高原を離れると、ヤルンツァンポ川は地球上で最も大規模で深い峡谷を刻み、雅魯蔵布大峡谷を形成している。 ヤルンツァンポ川はブラマプトラ川の上流部を成しているおり、インドのアルナーチャル・プラデーシュ州に至る河川である。アルナーチャル・プラデーシュ州から下流は、一挙に川幅が広がり、シアング川 (Siang) と名を変える。シアング川と名前を変えた後、アッサム州に達すると、ブラマプトラ川と再び名称が変わる。ブラマプトラ川はアッサム州に続いて、ラムナバザール (Ramnabazar) でバングラデシュへ入る。低地のバングラデシュでは文字による記録が残っている期間ですら流路が変化しており、200年ほど前までは、そこから東流してバイラブ・ウパジラ(英語版)近くでメグナ川に注いでいた。この古くからの流路は、徐々に干上がってきた。現在の主な流路は、ジャムラ川(英語版)と呼ばれ、南流して、バングラデシュではパドマ川(英語版)と呼ばれるガンジス川に注いでいる。なお、最終的にガンジス川はインド洋へと注ぐ。
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