洞窟の生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 03:23 UTC 版)
詳細は「洞穴生物」を参照 洞窟には外界では目にしない、特殊な生物が見られることがある。まとめて洞穴生物と言うこともある。 その性質から、大きく以下の2つに分かれる。 洞窟外と出入りするもの コウモリやアブラヨタカ、ホラアナグマのように外で採餌し洞窟内で休んだり繁殖したりするものや、カマドウマやゴキブリ類などのように薄暗いところが好きで洞窟にも多く見かける、というものである。これらは分布の広いものが多く、鍾乳洞だけでなく、溶岩洞や海食洞、人工的な洞窟でも見かける。 ほとんど洞窟にのみ棲むもの 洞窟内にしか見られない、あるいはその周辺の地下水などからも見つかるもの。特殊な適応が見られたり、固有種であったりと、洞窟内の独特の環境に特化・特殊化が進んでいるものが多い。節足動物の仲間が多く、大抵は数の多い鍾乳洞で見られるが、最近にできた富士山の溶岩洞や人工的な古い坑道でも見つかることから、洞窟内での進化・適応という考え方が改められた。他に大きいものではホライモリや洞穴生の魚類などが知られている。
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