波積ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 16:19 UTC 版)
波積ダム | |
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左岸所在地 | 島根県江津市波積町本郷 |
右岸所在地 | 島根県江津市波積町本郷 |
位置 | |
河川 | 一級河川江の川水系都治川 |
ダム湖 | はづみっ湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 48.2 m |
堤頂長 | 126.0 m |
堤体積 | 67,280 m3 |
流域面積 | 13.5 km2 |
湛水面積 | 24 ha |
総貯水容量 | 3,720,000 m3 |
有効貯水容量 | 3,240,000 m3 |
利用目的 | 洪水調節・不特定利水・工業用水 |
事業主体 | 島根県 |
施工業者 | 安藤ハザマ・今岡工業・原工務所 |
着手年 / 竣工年 | 1973年 / 2023年 |
波積ダム(はづみダム)は、島根県江津市、一級河川江の川水系 都治川に建設されたダムである。
島根県が管理を行うダムであり、江津市東部の都治川沿川地域の洪水による被害を軽減し(治水)、渇水時でも農業用水や川の環境を守るための水量を確保すること(利水)を目的としとして建設された、高さ48.2メートルの重力式コンクリートダム。ダムによって形成された人造湖は、はづみっ湖(はづみっこ)と命名された。
概要
島根県西部を流れる都治川は、江の川の支流である。流域では洪水が頻発しており、1973年(昭和48年)に工事実施基本計画が着手され、 2023年(令和6年)6月に供用が開始された。
ダムに隣接して波積ダム管理所が設置されており、9時から16時30分の間ダムカードの配布を行っている。
経緯
- 1968年度 予備調査に着手
- 1973年度 実施計画調査に着手
- 1994年度 建設事業に着手
- 2004年2月 損失補償基準締結
- 2004年度 用地買収及び付け替え道路工事等に着手
- 2005年6月 家屋移転団地完成。(2006年家屋移転完了)
- 2010年~2013年度 ダム検証実施
- 2018年3月 仮排水路トンネル工事着手
- 2018年11月 仮排水路トンネル貫通
- 2018年12月 ダム本体工事契約
- 2019年1月 付替県道及び付替林道(一部区間)を供用開始
- 2019年5月 堤外仮排水路トンネル転流開始。「1次転流」
- 2019年6月 本体建設工事「起工式」を開催
- 2020年10月27日 本体建設工事「初打設式」を開催
- 2021年3月24日 本体建設工事「定礎式」を開催
- 2022年9月2日 本体建設工事「最終打設式」を開催
- 2023年5月 本体建設工事「2次転流:堤外仮排水路トンネルから堤内仮排水路へ転流」
- 2023年10月4日 試験湛水開始
- 2024年3月28日 23時10分 試験湛水の水位が洪水時最高水位に到達
- 2024年4月23日 試験湛水完了
- 2024年6月1日 供用開始
- 2025年3月1日 竣工式典
アクセス
車で石見福光ICより国道9号井田経由で約15分。 車で江津ICより約20分。 バスでJR江津駅より「岩龍寺の滝入口」バス停下車(石見交通)約30分。バス停よりダムまで徒歩5分。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 波積ダム - 島根県
- 波積ダム - ダム便覧(日本ダム協会)
- 波積ダムCCTVカメラ画像 - 島根県水防情報システム
- 波積ダムのページへのリンク