法乗院 (江東区)とは? わかりやすく解説

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法乗院 (江東区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/30 13:31 UTC 版)

法乗院
所在地 東京都江東区深川二丁目16-3
位置 北緯35度40分32.3秒 東経139度47分48.1秒 / 北緯35.675639度 東経139.796694度 / 35.675639; 139.796694座標: 北緯35度40分32.3秒 東経139度47分48.1秒 / 北緯35.675639度 東経139.796694度 / 35.675639; 139.796694
山号 賢台山
院号 法乘院
宗旨 新義真言宗
宗派 真言宗豊山派
本尊 大日如来
創建年 寛永6年(1629年
開山 覚誉僧正
正式名 賢臺山賢法寺閻魔堂法乘院
別称 深川ゑんま堂
(深川えんま堂)
札所等
文化財
  • 初代市川八百蔵墓(江東区登録文化財)
  • 豊田古童墓(江東区登録文化財)
公式サイト 賢臺山法乗院深川えんま堂
法人番号 9010605000253
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法乗院(ほうじょういん)は、東京都江東区深川二丁目にある真言宗豊山派寺院

概要

1629年寛永6年)、覚誉僧正によって開山された。元々は深川富吉町(現・東京都江東区佐賀)に位置していたが、1641年(寛永18年)に現在地に移転した[1]

日本最大の閻魔大王座像

江戸時代から「深川の閻魔」として知られていた。当初の本尊閻魔であったが、1760年宝暦10年)に閻魔堂に移された[1]。今日では、深川えんま堂の名で通り、堂内では光や音を駆使しながら閻魔の声で仏の教えを語るように設定されている[2]

19の祈願に対し賽銭を投入することで、仏様より様々な説法を聞くことが出来るというシステムであり、日本で初めて採用した。おゑんまさまの除けと封じの法力は特別なものとのことで、江戸三ゑんまの一つとして庶民を惹きつけている。構造は全高3.5 m、全幅4.5 m、重量1.5 t、寄木造りである[3]

地獄・極楽絵

本堂一階に展示されている全16枚からなる地獄・極楽図は、天明4年(1784年)に江戸の宋庵という絵師によって描かれた力作である。この絵は、悪行の報い、善行を積むことの必要性、御仏の慈愛、命の尊さを説いたものとされている。冥途の世では、死後の人々は閻魔大王を筆頭に十人の王によって裁きを受けける。十王の本来の姿は菩薩であるが、裁判中は柔和な姿を隠して憤怒の身に姿を変え、次々に亡者を受け取りその罪業を考査し未来での生まれ変わりを定める。御仏の教えの根本理念は、因果応報。人間の生きている時の行いが裁きの因になるということである[3]

墓所

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 細田 1992, pp. 66–67.
  2. ^ 法乗院(深川えんま堂)”. 江東おでかけ情報局. 江東区観光協会. 2020年9月19日閲覧。
  3. ^ a b 賢臺山法乗院 深川えんま堂”. 賢臺山法乗院. 2020年6月15日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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