沽券帳類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 02:16 UTC 版)
取引に関わる町役人邸には、家屋敷毎に所持者の移動を記録した沽券帳(水帳)、沽券状の控を載せる沽券状帳など、沽券状の記録が残され、沽券紛失時等における一種の不動産登記簿として機能した。また、奉行所は、町役人などに、沽券状を元にして、屋敷割を示した絵図「沽券図(沽券地図)」の作成を命じた。沽券図には個々の町屋敷の間口、奥行、沽券金高(売買価格)、地主名、家守名(屋敷の管理者)のほか道路や上水、下水、橋梁などが記載されている。
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