沼田麝香とは? わかりやすく解説

沼田麝香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 16:22 UTC 版)

細川幽斎夫人像

沼田 麝香(ぬまた じゃこう、天文13年(1544年) - 元和4年7月26日1618年9月14日[1][2])は、戦国時代の女性。細川藤孝(幽斎)正室。父は若狭国熊川城主沼田光兼。

生涯

永禄5年(1562年)頃に藤孝に嫁いだ。永禄6年(1563年)に嫡子・忠興を出産。藤孝は側室を持たず、その後も麝香との間に興元、伊也、幸隆、於千、孝之、加賀子、小栗らを生んだ。

慶長5年(1600年)、忠興の正室・ガラシャが西軍の人質となるのを拒み自害(小笠原少斎に胸を突かせたとも)。その行動に影響を受けて、翌年、洗礼を受けることとなる。

また、この年の田辺城の戦いにおいては息子の留守を守るため、具足を付け夫ともに奮戦した。

慶長6年(1601年)に息子忠興の家臣小倉入部に影響され受洗。洗礼名はマリア。通称は夫の苗字を洗礼名の上に付け細川マリアと呼ばれる。

元和4年(1618年)7月26日に死去。享年75。戒名は光寿院殿華岳宗英大禅定尼。墓所は京都市左京区南禅寺天授院。なお、肖像画は3種類存在する。

一族

脚注

出典

  1. ^ 阿部 & 西村 1987, p. 695.
  2. ^ 戸田 1982, p. 306.

参考文献

関連項目

外部リンク





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