沼ノ原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 03:09 UTC 版)
榛名富士の南麓、榛名湖の南東側の湖岸は沼ノ原と呼ばれるなだらかな高原になっており、榛名湖に流れ込む川の源流と湿原がある。かつては火口のカルデラ全体が湖となっていて、その湖のなかで榛名富士だけが島のように独立していたのだが、約3.1万年前から6世紀にかけて、外輪山の山々の誕生する噴火に伴う噴出物で埋め立てられ、今は湿地となったものである。 太平洋戦争のさなかに日本海軍がこの高原地帯を開拓した。戦後も開拓者が入植したが、野菜の栽培は可能でも穀物の栽培ができなかったために、開拓地の大半は廃れた。現在は観光客向けの宿や物産店などがわずかに並ぶ程度である。
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