沼の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 13:19 UTC 版)
蓮沼は2重構造になっていて、東側の大部分を占めている外沼は極めて浅く、耕作用水を放出すると沼尻の方は干上がって来て、中央部も決して深くない。西側の内沼の方は小さいが、水が深く水源の湧水でもあるのか、土地の伝えでは底なしの水泥でかつて測定したが、1千尺の糸でもとうてい底に至らなかったという夢のような話まである。外沼と内沼の境界には水連などが橋のように列整して、しかもそこには通常見えない畷のようなものが水中に横たわっている。一部の地図では沼の中央が最深とする地図が存在するがそれは誤りである。内沼は蓮沼神社の信仰と直接関係があり、禁足の聖地となっており、八郎潟の漁師が大漁を祈願して網にかかった大きな魚を放流するので沢山の魚が生息しているが、信仰上からの禁漁地となっていた。それでもなお沼の魚を食べて死んだものがあり、神の罰と考えられている。1970年代の国土地理院の航空写真では畷がはっきりと写っている。
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