水上ビルの完成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:14 UTC 版)
農業用水である牟呂用水の上に3-5階建ての大豊ビルが建設され、1964年(昭和39年)12月10日には1階部分に大豊商店街が移転開業した。豊橋駅に近い西側半分が卸問屋、東側半分は小売店であり、小売店には食堂・衣料品・鮮魚・青果などの店舗が連なった。開業時の大豊ビルには菓子問屋が多く名を連ねていた。 その後1965年(昭和40年)には豊橋ビルが、1967年(昭和42年)には大手ビルが建てられ、大手ビルには大手町にあった市場の商店が入居した。用水上に建設されたビルは全国的に見て珍しいとされ、他地域から視察団が訪れるほどだった。豊橋駅から近いこともあって、静岡県や長野県の南信地方からも客が訪れた。1980年(昭和55年)頃までは、国鉄飯田線を使って水上ビルの問屋街まで買い出しに来る人が行列を作ったという。
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