気象観測用気球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:35 UTC 版)
気象観測に利用される気球で、無人気球であり、ラジオゾンデなどを下げて高層大気の気温・湿度・気圧などを測定するのに活用される。現代では大抵ゴム気球であり、ヘリウムガスや水素ガスを入れる。あらかじめ気球の厚みや中に入れるガスの量を調整して地上から放出・飛揚し、高度30km程度で破裂し、パラシュートで降下する。航空機によりもはるかに低コストで高高度に到達できる。気象観測用の気球は、一般の飛行船や気球とは異なる独自の発展を辿った。特に1920年代末にラジオゾンデが発明されて以来、高層気象観測に欠かせないものとなっている。
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