気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 14:04 UTC 版)
「フルチカゾン」の記事における「気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患」の解説
日本ではグラクソ・スミスクラインが、喘息に対しプロピオン酸フルチカゾン(略称 FP)を成分とする吸入剤をフルタイドという商品名で、また、喘息とCOPDに対しFPと長時間作用型気管支拡張剤サルメテロールキシナホ酸塩との配合剤をアドエアの商品名で販売している。その後、グラクソ・スミスクラインはフランカルボン酸フルチカゾン(略称 FF)と長時間作用型気管支拡張剤ビランテロールとの配合剤をレルベアの商品名で、またFFを成分とする吸入剤をアニュイティの商品名で、さらにFF、ビランテロールおよび抗コリン薬の一つウメクリジニウムとの3成分配合剤をテリルジーの商品名で発売している。フランカルボン酸エステルは、上記のプロピオン酸エステルよりも効果が長く持続し、1日1回1吸入で効果が得られるのが特徴とされる。また杏林製薬からも、プロピオン酸フルチカゾンとホルモテロールの合剤であるエアロゾル吸入薬フルティフォームが発売されている。こちらはpMDI製剤であるのが特徴だが、吸入は原則として1日2回に分けて必要である。 吸入ステロイド薬は、喘息コントローラーとして用いられるが、即効性が無いため、単独では、喘息急性増悪時の治療に適さない。
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