気泡緩衝材とは? わかりやすく解説

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気泡緩衝材


きほう‐かんしょうざい〔キハウクワンシヤウザイ〕【気泡緩衝材】

読み方:きほうかんしょうざい

ポリエチレンの膜の間に多く気泡作った包装材。空気の層で梱包した品物衝撃から守る。気泡大きさには大小ある。


気泡緩衝材

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 10:23 UTC 版)

気泡緩衝材
使用例

気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)は、包装等に使用される緩衝材の1つ。様々な呼称や商標については後述

歴史

アメリカのエアープロダクツ社がプールシート用に製造したのが始まり。

1957年、2人の技術者(アルフレッド・フィールディング、マーク・カヴァネス)が偶然から発明したものである。2人は簡単に清掃できる壁紙を作ろうと考え、紙の上に布地の模様をつけたビニールをかぶせた壁紙を開発しようとしたが、その際に誤ってビニールに気泡ができてしまったことから気泡緩衝材が誕生した。2人はシールド・エア・コーポレーション英語版を1960年に設立しており、「Bubble Wrap」はこの会社の登録商標になっている。

構造

2枚のポリエチレンシートから成り、一方のシートを成型した円柱状の突起の中に空気を閉じ込め、その空気圧で緩衝材の機能を実現している。現在は様々なタイプのものがある。

通常、突起部の方を内側にして商品を包むが、メーカーによるとどちらでも可能とのこと。

商標と製造企業

メーカーによって「プチプチ」「エアキャップ」「ミナパック」「エアパッキン」「エアクッション」「エアマット」「キャプロン」「エアーバック」等の商標が、一般名称のように使われている。

  • プチプチ - 川上産業株式会社の登録商標(登録番号 第2622392号)
  • エアーキャップ - 酒井化学工業株式会社の登録商標(登録番号 第2703891号)
  • エアピロン - 川上産業株式会社の登録商標(登録番号 第5460924号、第5924805号)
  • ミナパック - 酒井化学工業株式会社の登録商標(登録番号 第4355138号)
  • キャプロン - 株式会社ジェイエスピーの登録商標(出願番号 商願2006-29699)
  • エコロガード - もりや産業株式会社
  • エアセルマット - 株式会社和泉
  • サンマット - 北海道サンプラス株式会社

プチプチの日

上述した「プチプチ」の商標権を保有している川上産業が2000年に定めた記念日で、毎年8月8日である。突起を2つ合わせた姿がアラビア数字の8を連想させることや、突起を潰す時の音「パチパチ」と「88」(「パチパチ」と読める)の語呂合わせから定められた。

遊び

メーカー

脚注

注釈
出典

関連項目




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