気候と水文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 04:43 UTC 版)
南嶺は、南北方向の気流を遮るのに一定の役割を果たしており、これにより嶺南と嶺北では気候などに一定の相違がある。ただし、北からの寒気は南嶺山脈の間を通っている低い谷や峠を超えて嶺南に進入し、嶺南に冬の寒さをもたらしている。 南嶺山脈地方の降水量は豊富で、春と初夏には停滞前線が山脈の上にあり、長い時では二か月にわたり前線が居座ることもある。これが長い梅雨をもたらしている。夏から秋にかけては台風の襲来で降水量は増大し、冬も前線の通過の影響で雨が降る。 こうした降水量の多さにより無数の河川が南嶺山脈に発している。主な川には、長江水系の湘江・贛江、珠江水系の桂江・北江・東江・連江等がある。
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