民謡における胡弓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 15:37 UTC 版)
民謡における胡弓としては富山県富山市八尾地区のおわら風の盆で演奏される「越中おわら節」などで使用されるのが有名である。ただし胡弓が加わるようになったのは明治以降である。おわら用とされている胡弓には近年、通常のものよりもやや棹が長く作られたものがある。これは野外での演奏のため、弦長を大きくして張力を高め、音量の増大をはかったものと思われる。弓は古典系のものよりもかなり短く、ただし湾曲部より先はむしろ長めにしてあり、つまり手元から先に向けての棹と毛の離角が大きい。毛量は少なく弛みを持たせずに張られている。また富山県の民謡には「麦屋節」、「せり込み蝶六」など胡弓を使用するものが多い。
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