民衆の生命財産の保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 15:32 UTC 版)
民衆の生命財産を保護するため、たとえば避難した住民の留守宅の家屋財産を保護する手段を講じ、また難民救済として薬や食事を配給することも避難民収容所や施薬所、施米所、施粥所を用意して行われた。その施設のために守備隊から食料が供給されたり、守備隊の日本兵が資金を提供することもあった。また中国国民党軍がとった焦土作戦のために広域にわたって食に窮する民衆が発生し、遠方からこれらの施設を訪ねてくる者もあった。 中国の医療機関が逃げさった地域のために宣撫班は中国戦争が発生してから中国北部各地に施療班を設けて難民の医療を行うこととなり、その組織として満鉄施療班、同仁会施療班、大阪朝日施療班、大阪毎日施療班が組織され、各地宣撫班も管内所在の医療機関を動員して施療を行った。
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