毛馬胡瓜

植物図鑑

けまきゅうり (毛馬胡瓜)

●現在の大阪市都島区毛馬の特産品です。江戸時代末期に、台湾から渡来したものと考えられています。茎は細くて節間が長く、葉は淡い緑色です。果実は長さ３０センチ、太さ３センチほどになります。上半分が淡緑色から淡黄緑色、下半分は白っぽくなります。いぼは黒いぼですが、小さくて目立ちません。系統的には、北支系雑種とされています。
●ウリ科キュウリ属の一年草で、学名は Cucumis sativus。英名はありません。

ウリのほかの用語一覧

カラスウリ：	蛇瓜  黄烏瓜
キュウリ：	ピックル胡瓜  毛馬胡瓜  真桑瓜  胡瓜  角メロン

>>キュウリカテゴリの他の用語

ウィキペディア小見出し辞書

毛馬胡瓜（けまきゅうり）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/28 00:19 UTC 版)

「キュウリ」の記事における「毛馬胡瓜（けまきゅうり）」の解説

大阪府の特産種で、長さ30 cm以上、太さ3 cmほどの長い実ができる。半白系の黒イボ系キュウリで、元は緑で先の3分の2ほどは白っぽくなる。歯ごたえがよいのが特徴。江戸時代の摂津国毛馬村（現・大阪市都島区毛馬町）が発祥の地とされる。「浪華漬」と呼ばれる粕漬けの原料として周辺地域でも栽培されるようになったが、収率が悪いため廃れ、現在は、南河内郡河南町を中心に伝統野菜（なにわ野菜）として栽培されているにとどまる。