毛状体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 05:44 UTC 版)
毛状体(もうじょうたい、emergence、または突起体)は表皮以外の組織も関与する植物体表面の突起構造である。モウセンゴケ Drosera rotundifolia の腺毛やバラ Rosa やキイチゴ Rubus、サルトリイバラ Smilax china やサンショウ Zanthoxylum piperitum の棘、サンシキスミレ Viola tricolor の托葉の腺などが毛状体に当たる。モウセンゴケの腺毛と呼ばれる毛状体は中心に葉の維管束と連続した少数の道管細胞および仮道管からなる木部が縦走して腺の機能を持ち、刺激を感知する作用もある。 アフリカナガバノモウセンゴケ Drosera capensis の腺毛 バラ Rosa sp. の棘 サルトリイバラ Smilax china の棘 サンショウ Zanthoxylum piperitum の棘
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