毒性・取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/22 13:39 UTC 版)
ジアゾメタンは揮発性の強いメチル化剤の為、皮膚刺激あるいは吸入した場合はり胸部不快感、喘息様発作、場合によって肺水腫など重篤な呼吸器障害で死に至る場合もある。LCL0 175 ppm(ネコ、10分)。許容濃度 0.2 ppm。IARC発がん性リスクはGroup3に属する。 また、ジアゾメタン発生に用いられる N-メチル-N-ニトロソアミン誘導体は強い変異原性、発がん性を有するものがほとんどなので取り扱いに留意する必要がある。 廃棄する場合ジアゾメタン溶液は、十分量の薄い酢酸のメタノール溶液に氷冷下すこしずつ加えて分解する。ジアゾメタンの黄色が消失し、N2ガスの発生が停止したことを確認してから廃棄する。
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