母船・工船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:44 UTC 版)
遠洋漁業には、漁獲を直接水揚げ港に運んだのでは非効率であることから、直接漁猟には携らず専ら漁獲をとりまとめ洋上基地として各種支援をおこなう少数の母船、および漁猟をおこなう多数の漁船、からなる「船団」によって漁業をおこなうものがある。母船の船内に獲った魚の加工設備を備える場合があり、「○○工船」と呼ぶ。 北洋漁業 おもに北洋漁業で、母船に付随する多数の漁猟専門の小型船を「独航船」(どっこうせん)と呼ぶ。鮭鱒母船(さけますぼせん): 母船式北洋鮭鱒漁の母船 1隻の母船に約40隻の独航船が従う。 かに工船 : 蟹工船も参照。 捕鯨母船: 母船式捕鯨に携わる母船。母船式捕鯨において漁猟をおこなう船はキャッチャーボートと呼ぶ。詳しくは捕鯨船を参照。現在の日本の調査捕鯨(日本の捕鯨も参照)では、1隻の母船に4隻のキャッチャーボートと3隻の調査船が従う。 ミール母船 すりみ母船 冷凍工船
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