残存容量計
電気自動車において電池の残存容量を表示する計器で、内燃機関自動車のフューエルゲージのようにE、1/4、1/2、Fのように現在値を示すのが普通であるが、現時点以降走行可能な、残余走行距離も表示できるものもある。電気自動車では、電池の現在の残存容量の把握は不可欠の技術である。すなわち、フューエルゲージの代わりに、走行可能距離や充電必要時期の把握などに必要である。電池の充放電は化学反応によるため、その電圧特性などは非線形の動作となるほか外気温、電池の経年劣化などの影響を受けるので、残存容量の把握は容易ではない。通常、電池の充放電電流を積算して、適当な充放電効率を考慮して残存容量を推定し、これに温度特性や経年劣化特性の補正を行って表示するものが代表的な方式である。
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