歯学系大学院における修士課程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 03:27 UTC 版)
「歯学部」の記事における「歯学系大学院における修士課程」の解説
前述したように歯学部を卒業し、「学士(歯学)」を取得すると大学院博士課程に進学できる。これは、医学、獣医学、薬学(6年制薬学部)を除く一般の学士号という認識ではなく、「学士号+修士号」のような形で捉えられているからである。 「学士(歯学)」取得者以外の人々、つまり歯科衛生士や歯科技工士、その他医療従事者、一般に人々を対象にした大学院(修士課程: 2年間)があり、卒業後は「修士(歯科学)」の学位を取得できる。歯科学修士課程を持つ大学院東北大学大学院歯学研究科歯科学専攻(歯科医療コデンタルコース、口腔保健コース、歯科用器材・機能性食品開発コース) 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯科学専攻 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科医歯科学専攻 広島大学大学院医歯薬学総合研究科医歯科学専攻 その他、医学系修士課程において、歯科領域の研究が行われていれば上記の大学院と同様の研究が行われると思われる(大学院側への事前確認が必要である)。 本修士課程を修了しても、何かしらの医療系専門資格が得られる訳ではない。そのため、歯科領域の研究者を志望する者や既に歯科医療従事者として働いている者の向学という点では有意義な2年間を過ごすことができるかもしれないが、他の学部、特に文系学部出身者は修了後、その歯科専門性を活かした職に就くことは難しいと思われる。
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