武富士の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 02:02 UTC 版)
「武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」の記事における「武富士の対応」の解説
店長が犯人の要求を断った背景には、ノルマに追われる営業実態に原因があるのではないかという指摘が一部報道でなされた。このため、武富士は1年近くテレビコマーシャルを自粛、一方で全国の街頭などで配布するポケットティッシュの裏面に犯人の似顔絵を掲載するなど、事件解決に向けて協力する姿勢を見せた。 遺族側は、店舗に非常口がなく、防犯訓練等も行われていなかったことから、武富士に損害賠償を要求。後に示談が成立した。 事件後、武富士弘前支店は再開されることなく閉店した。同店が入居していた3階建てビルは犯人逮捕を待つことなく2001年12月21日から取り壊し準備作業が開始され、2001年12月25日から年内に取り壊され更地となった。 武富士は長勝寺(弘前市西茂森)に慰霊碑・供養塔を建立し、2002年8月11日に開眼供養式を行った。慰霊碑(高さ約75 cm×幅約110 cm・黒御影石製)には事件の概要に加え、犠牲者5人への哀悼の念として「此処に御佛の仰ぎ尊い五名の御魂の久遠の安らかなる眠りを祈願し謹んで慰霊の塔を建立す」の文が刻まれている。
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