歌口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 01:23 UTC 版)
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歌口または唄口(うたぐち)とは、管楽器において、吹奏のために唇を当てる、もしくは口に咥える穴の部分、吹き口のこと[1]。
木管楽器の場合、マウスピースと同義に扱われることもある[2]が、歌口はマウスピースのように独立した部品であるか否かを問わず、むしろマウスピースの一部に歌口が存在すると考えるべきものである[3]。
- フルートのような横笛の場合は、側面に開けられた穴のうち、唇に当てて息を吹き込む穴(吹き口、blow hole)のこと[3][4]。フルートの場合、管とは別の部品(一般にリッププレートと呼ぶ)をろう付けして形成する[3]。
- 尺八、リコーダー、ケーナのような縦笛の場合は、息を吹き込む管の上端部のこと[4]。
- クラリネット、サクソフォーン、篳篥、オーボエ等のリード楽器においては口に咥える部分のこと。
- トランペットなど、唇を当てる部分が着脱できる独立した部品となっている場合、一般に「マウスピース」と呼ぶが、この部品を指す訳語としても用いられる[5]。
出典
- ^ “歌口”. コトバンク(小学館デジタル大辞泉). 2025年7月26日閲覧。
- ^ “サックス/サクソフォン 各部の名称”. 野中貿易. 2025年7月26日閲覧。
- ^ a b c “フルート&ピッコロ 各部の名称”. 野中貿易. 2025年7月26日閲覧。
- ^ a b “能管(能楽)のいろいろな部分”. アジアの楽器図鑑. 東京芸術大学. 2025年7月26日閲覧。
- ^ “鍵盤ハーモニカ メロディオン 唄口”. 鈴木楽器製作所. 2025年7月26日閲覧。
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