次世代の育成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 14:59 UTC 版)
板野によれば、板野サーカスを完全に会得しているアニメーターは庵野秀明、後藤雅巳、村木靖の3人。庵野はアニメ界の最初の師匠として板野の名を挙げ、「妥協しない創作姿勢を教えられた」「がんばっているんだけど、なかなかあの境地には達しない。超えようと思ったけど、超えられない人ですね」と語っており、実写映画『キューティーハニー』にも一種のオマージュが見られる。後藤や村木は『イデオン』や『マクロス』を見て影響を受けた世代で、『カウボーイビバップ』や『交響詩篇エウレカセブン』でスピード感のある空中戦を描いた。 板野自身は『マクロス ゼロ』完結後の「マクロスシリーズ」作品には参加していないが、『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』のCGを担当したサテライト、unkownCASE、グラフィニカのクリエイターは板野の指導を受けた教え子たちである。サテライトの八木下浩史(『マクロスF』)と原田丈(『バスカッシュ』)について、板野は「CGの板野サーカスの免許皆伝第1号が原田、卒業生の中の優等生が八木下」と語っている。 『ウルトラマンネクサス』から『ウルトラマンメビウス』に参加していた時期は円谷プロダクションのCGIチームの指導も行っており、その後の特撮作品にも影響を与えている。 主宰していたD.A.S.Tについては2011年に解散を表明しており、「育てるべき人間はもう全員卒業したので、これからは自分の好きなことをやろうと」と語っている。
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