欠損値とは? わかりやすく解説

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欠損値 missing value

 アンケート調査データ場合無回答項目やカルテデータの場合の未検査項目のように,あるケースのある項目の値が欠落している場合がある。ほとんどの統計プログラムパッケージでは,1ケースあたりの変数個数等しくなければならないので,データファイル準備する場合には,データ欠落している場合でもなんらかの数値入力しておかなければならない。ただし,入力される数値実際にデータがなかったことを表しているので,分析対象からはずす必要がある。そのため,他の有効なデータ明らかに区別できる値(欠損値)を入力する例えば,正の値し取らない変数には欠損値として負の値を与える。あるいは,通常では出現しないよう大きな値を与えるなどが適当であろう

欠損値


 1 ケースあたり複数の項目からなるデータコンピュータ処理するとき,場合によっては全てのデータ得られていない場合がある。実際集計には使われないような,データがないことを示す特別な値(欠損値)を入力しておく。
 例えば,身長体重には 0 や,負の値はあり得ないので,データ得られていない場合には 0 を入力しておく。
 Microsoft Excel などの表計算言語においてはデータ存在しないセル空白のままにしておけばよい。

N/a

(欠損値 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 05:12 UTC 版)

n/aN/Aは、該当なし (not applicable)、あるいは利用できない (not available) を意味する英語の略語で、主になどにおいて使用される。

Not applicable

Not applicableは、2つ以上の物体が組み合わない場合や該当しない場合に使われる。たとえば、スポーツの総当たり戦の対戦表で、同じチーム同士が対戦するセル(升目)に記載される。

Not available

Not availableは、データが存在しないか一時的にデータが無い場合に使われる。たとえば、価格表において、まだ販売価格が設定されていない新発売の商品の値段の欄に「未定」の意で記載される。物質の場合は、まだ定義されていないもの、名称がないものなど。

No longer available

No longer availableは恒久的にデータが無くなった場合に使われる。販売カタログでは販売終息(いわゆる「廃番」……カタログ落ちを指す)を示す場合や、販売終息品の各種資料が提供不能であることを示す。なお出版の分野では「絶版」、音楽・映像ソフト業界(いわゆるレコード業界)では「廃(はいばん)」、という用語が使われる。

NA

R言語など一部のプログラミング言語ではnot availableをNAと表現することがある。日本語では「欠損値」と訳される。

IEEE 754で定められた例外値ではないので、細部の挙動は言語仕様によるが、通常のNAを含む演算はすべて結果がNAになる。そのため、NAかどうかの判定にはNA判定関数が使われる。

これらはNaNに似ているが、NaN==NaNの結果が偽なのに対し、NA==NAの結果はNAである。

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