機械てこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 16:32 UTC 版)
初期の信号扱所では機械てこが使われていた。機械てこは、通常、操作用の床の下の梁に設置された。てこ(レバー)には、分岐器が正しい順に操作されたとき信号機が確実に正しい表示をすることを保証するための連動装置がつけられていた。信号または分岐器と信号扱所内のレバーとは線路に沿って敷設されたワイヤーまたは棒により接続されていた。 てこは、機能によって、例えば停止信号用は赤、ポイントは黒というように色分けされており、てこの右端から左端に至るまで通常、識別用の番号がつけられていた。ほとんどの場合、線路の配線図および信号の配置図(訳注: 日本においては連動図表)がレバー・フレームの上に設置されておりてこの番号と信号機・分岐器の番号とを対応づけていた。 電気てこは、電気的に信号機や分岐器を操作する小さなてこである。いくつかのケースにおいては機械式の連動装置が機能したままにされていたが、その他においては電気的にてこをロックする連動装置が用いられた。まれなケースではバーやスライド装置を用いて信号機や分岐器を空気圧で動作させる場合もあった。
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