機器モジュール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 10:20 UTC 版)
「X10 (工業規格)」の記事における「機器モジュール」の解説
制御対象に対応して、様々なモジュールが利用される。白熱電球の場合、lamp module や wall switch がある。トライアックという半導体スイッチが使われており、一般に調光機能を備えていることが多い。接続可能な電球は500ワット程度までである。 その他の制御対象(蛍光灯、HIDランプ、その他家電製品)では lamp module と同じ仕組みは使えず、appliance module が使われる。この場合、リレーを使って電源を制御する。アメリカでは、接続可能な負荷は最大でも 15 アンペア程度までである。 いずれの場合もローカル制御が可能となっていることが多い。つまり、モジュールのスイッチがOFFになっているとき、制御対象機器や電球のスイッチをONにすると自動的にモジュールの電源もONになる。この場合、手近の機器の電源を入れるのにX10コントローラのところまで行くという手間が省ける。 wall switch の場合、ローカル調光が可能なものもある。通常、ボタンを押すことで電源ON/OFFとなるが、ローカル調光が可能な場合、ボタンを押し続けることで明るさの調節ができる(サイクリックに明るさが変化する)。 中にはカスタマイズやプログラムが可能なモジュールや、コントローラとしての機能も持つ(コマンドを送信できる)ものもある。
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