業務用エアコンにおける馬力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 01:52 UTC 版)
日本では、エア・コンディショナー(エアコン)(特に業務用大型空調設備)の能力を「馬力」で表現することがあるが、この「馬力」は、仏馬力とも英馬力とも全く異なるものであり、元来は、冷媒圧縮機を動かすモーターの出力(1馬力≒750 W)を示していたが、現在では圧縮機電動機のインバータ駆動、膨張弁の電子制御などの高効率化により、モーターの出力とエアコンの馬力とは全く一致しない。また、計量法上の「単位」としても全く認められていない。 暖房と冷房とでワット数が異なるものについて同一の「馬力」として換算するなど、正式な換算式があるわけではないが、冷房能力について言えば、1馬力 = 2.8 kW(= 約2,409 kcal/h)程度の空調能力(木造6畳強/RC造8畳強相当の空間を冷やす能力)である。 したがって、通常に用いられる馬力(735 - 750 W )とは4倍弱の違いがある。
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