植物の精子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 03:11 UTC 版)
シダ植物やコケ植物では、配偶体の上の造精器で体細胞分裂によって精子が造られ、雨水などがある条件で泳ぎ出す。精子は細長く、先端に数本の鞭毛を持つ。 種子植物では、イチョウとソテツだけが独立した精子を形成する。精子は胚珠先端部で発芽した花粉管の中に形成され、胚珠の先端にある、卵細胞が顔を出す部分に泳ぎ出す。精子は球形に近く、前方に多数の鞭毛を持っている。 ジャゴケなどのコケ植物の一部では、空気中に精子が放出されるものも知られている。
※この「植物の精子」の解説は、「精子」の解説の一部です。
「植物の精子」を含む「精子」の記事については、「精子」の概要を参照ください。
- 植物の精子のページへのリンク