桁位置合わせ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 22:53 UTC 版)
隣接する行の桁位置を合わせると、誤字を見つけやすくなることがある。例えば次のコードを比較してみよう。 $search = array('a', 'b', 'c', 'd', 'e');$replacement = array('foo', 'bar', 'baz', 'quux'); $search = array('a', 'b', 'c', 'd', 'e');$replacement = array('foo', 'bar', 'baz', 'quux'); 後者の例では、前者の例で必ずしも明らかでなかった次の2点が明らかとなっている。 search と replacement は何らかの関連があり、対応している。これらは別個の無関係な変数ではない。 search の方が項目が1つ多い。これがバグなら、より目立つようになっている。 言語によっては桁位置合わせで関連性を示すよりも、構造体などで明確に関連性を示したほうが良い。また、型がある言語では型と変数名が遠くなることから、その他コードに修正を加えた場合、関係の無い行にも修正が必要となるため、逆に悪いスタイルとされることも多い。あるいは、単に面倒ということもあり、実施されないこともある。 行の途中でのタブを禁止することも多い。なぜならテキストエディタの種類や設定によって、タブ文字をどういう幅で表示するかが異なるためである。もっとも、等幅フォントを使用しない前提では、タブ幅はもはやインデントレベル以外の意味を持たなくなるため、この限りではない。これは言語による所も大きく、例えばアセンブリ言語の場合はラベルやニモニックがたいていはかなり短い、という前提で、行の2番目や3番目のトークンとなるオペランドも、タブで位置を揃えることも多い。
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