株価1円でも倒産しない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:22 UTC 版)
「サンライズ・テクノロジー」の記事における「株価1円でも倒産しない」の解説
サンライズ・テクノロジーは2004年初頭から株価併合するまでずっと株価は1円(たまに2円)だった。しかし、債務超過に陥っていても倒産という事態には至らなかった。これについては様々な憶測が流れたが、一説には東京証券取引所(東証)のシステム開発をしている東証コンピュータシステムの株式(64.5%)を、2002年2月に、株式会社東京証券取引所よりプライムシステム(注:サンライズ・テクノロジーの当時の社名)に対し譲渡していたためともいわれている。東証側の意図としては上場を見込んでというのがあったようだが、それゆえプライムシステムが倒産することは絶対にない(それはすなわち東証システムの大混乱を招くため)と言われ、これが1円で購入し2円で売り抜ける人間が後を絶たなかった理由の1つでもあるようだ。譲渡当時の株価は500円ぐらいだったが、それから2年も経てば1円張り付き状態であるような会社に対し、証券インフラの要とも言える会社をなぜ売却したのか、東証の責任を追及する声も多くあった。しかし、2004年9月30日、株式会社プライムシステムは東証コンピュータシステムの株式全株を富士ソフトABC株式会社(現富士ソフト)へ譲渡している。
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