枝の名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:35 UTC 版)
枝の名称は、主として剪定作業をする際にそれぞれの枝の役割を明確化させるために使用される。この名称により剪定作業を説明することができる。また、摘果や摘蕾作業時にも使用される。 主幹(しゅかん) 地面から最上位の主枝の分岐点まで幹を指す。 主枝(しゅし) 主幹から直接分かれた出た枝で亜主枝、側枝、結果母枝、結果枝を着ける枝で樹形の基本となる枝。剪定する際には、主枝の本数を最初に確認する。 亜主枝(あしゅし) 主枝から分かれた出た枝で側枝、結果母枝、結果枝を着ける枝。主枝が埋められない空間に亜主枝を配置する。主枝とともに骨格枝と呼ばれ、樹形を構成する。 骨格枝(こっかくし) 樹の骨組みとなる枝で、主枝と亜主枝をさす。 側枝(そくし) 結果母枝や結果枝をつける枝。 発育枝(はついくし) 葉芽だけをつけた一年枝。 結果母枝(けっかぼし) 結果枝が伸びて着花する昨年生長した枝。この結果枝を出す枝の事。カンキツ、カキ等は結果母枝性。 結果枝(けっかし) 花芽を着けて、開花結実する枝の総称である。長さにより短果枝(たんかし)・中果枝(ちゅうかし)・長果枝(ちょうかし)と呼ばれる。この際、区分けする長さには諸説あり一定ではない。短果枝で花芽が密についた枝を花束状(かそくじょう)短果枝という。 徒長枝(とちょうし) 詳細は「徒長枝」を参照 新梢(しんしょう) 新しく生長した枝。樹種の習性や伸び方により、結果枝、結果母枝、発育枝、徒長枝になる。
※この「枝の名称」の解説は、「果物」の解説の一部です。
「枝の名称」を含む「果物」の記事については、「果物」の概要を参照ください。
- 枝の名称のページへのリンク