東由多加と柳美里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 11:22 UTC 版)
東由多加とは「東京キッドブラザース」入団後まもなくの16歳の頃から(東は当時39歳)約8年間同棲し、別れた後も東の死去まで交流があった。18歳の時、東由多加に「あなたは演じるより書きなさい」とアドバイスされ、以後は舞台女優としてではなく、劇作家として演劇に携わるようになった。既婚者である男性との間に長男を妊娠し、結局その男性と破局した際も東由多加はよき相談相手であった。 東が2000年4月に死去するまでの3か月間、柳の長男を一緒に育てたが東の臨終には立ち会えなかった。東の葬儀の際は葬儀委員長を務める。その際、「私のたった1人の師で、柳美里という作家を生み出した人。最期をみとれず悔しい」と語った。初の児童書であり、初の書下ろしである『月へのぼったケンタロウくん』は、死去した東との「生まれてくる子どものために物語を残そう」という約束を叶えたものである。
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