東日本大震災での支援、洗って売った「希望の缶詰」25万缶
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「須田泰成」の記事における「東日本大震災での支援、洗って売った「希望の缶詰」25万缶」の解説
「さば缶」で交流のあった水産加工品メーカー「木の屋石巻水産」(宮城県石巻市)が2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災で被災し、工場の缶詰約100万缶が震災に伴う津波で流失した。 それら中身の品質に問題ない缶詰が、救援物資の届くまで被災者の「命の缶詰」となったのだが、まだ大量の缶詰がガレキ・泥水の下に埋まっており、これを木の屋石巻水産が掘り出し始めたことを聞いた「さばのゆ」と須田が「泥つきでいいから缶詰を送ってほしい」と連絡。缶詰をボランティアで手洗い、「1000円の義援金につき3缶をお返しとして渡す」活動を始める。この活動がテレビで報道されて支援活動が広がり、「希望の缶詰」と呼ばれた缶詰25万缶が支援者の手に渡り、木の屋石巻水産の再建の一助になった。 この支援活動について、須田は震災の翌2012年(平成24年)に絵本『きぼうのかんづめ』として、2018年(平成30年)に書籍『蘇るサバ缶 震災と希望と人情商店街』として、出版している。
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