東山通 (名古屋市)とは? わかりやすく解説

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東山通 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 04:49 UTC 版)

東山公園前交差点の東行にある、東山通の起点の標識(右下は西行にある、広小路通の起点の標識)
大久田東交差点の西行、南西(長久手市)側にある「東山通」起点の標識[注釈 1]
本山交差点から平和公園口交差点にかけては東山通という町名もある[注釈 2]
上社JCT付近では短い間隔で連続する信号を回避するため陸橋となっている。
本路線上にある名古屋インターバス停と停車中の高速バス(ドリームなごや号)。本路線は名古屋ICと名古屋都心部(名駅)とを結ぶ路線であり、名古屋ICから出入りする高速バスが多く通る。

東山通(ひがしやまどおり)は、愛知県名古屋市を東西に走るメインストリートである広小路通愛知県道60号名古屋長久手線)の東部区間(千種区東部(東山)、名東区、一部は長久手市)を指す名称である。

また、名古屋市千種区の地名でもある(東山通1丁目 - 5丁目)。ただしその大部分は東山通沿線ではなく広小路通沿線である[注釈 2]

途中、名古屋市の東の玄関口である東名高速道路名古屋インターチェンジがあり、また、名古屋都心と市西部や長久手市方面、さらに東のグリーンロード[注釈 3]などを介して瀬戸市南部や日進市北部、豊田市北部[注釈 4]などを結ぶ[注釈 5]メインルートであるため、交通量は多い。愛知県道60号名古屋長久手線で東山通と呼ばれる区間は、大久田東交差点 - 名古屋インターが片側2車線である他は、片側3車線となっている[注釈 6]

広小路通と同じように電線は地中化されている[注釈 7]

広小路通と同じように沿線には店舗が多く立ち並ぶが、本路線の沿線に立ち並ぶ店舗は長久手市方面へ続くグリーンロード沿いも含めてロードサイド店舗的な性格が強い(特に「打越」交差点より東の名東区内で)。

本路線は尾張丘陵を東西に横断する路線であり、植田川沿い[注釈 8]の区間(概ね上社JCT交差点 - 本郷交差点の間)を除いて全体的に起伏が多い。

区間

道路の通称名としての東山通の区間は愛知県道60号名古屋長久手線の東山公園前交差点(名古屋市千種区)から大久田東交差点(名古屋市名東区長久手市)までである[注釈 9]。両交差点には起点の標識が設置されている[注釈 1][注釈 10]

ただし、東山公園前交差点から西に1キロメートルほどのところにある本山交差点から、平和公園口交差点(東山公園前交差点から東に240メートル)までの道路沿いは東山通(ひがしやまおり)という町名になっているため、本山交差点から東山公園前交差点までの区間も含めて東山通と呼ぶこともある。

「東山通」の名は、1984年昭和59年)に名古屋市が市内の道路の愛称を公募し制定した[3]

沿線の主な施設

名古屋市営地下鉄東山線 東山公園駅より西は広小路通を、名古屋市外の区間については愛知県道60号名古屋長久手線を参照。

千種区

名東区

長久手市

沿線の鉄道駅

脚注

注釈

  1. ^ a b 街灯を兼ねた「東山通」起点の案内標識があり、街灯の管理者は名古屋市であることが記されているが、街灯のある場所は長久手市である[1]。なお、名古屋市と長久手市の境界は大久田交差点付近では少し南に入り組んでいるため、大久田東交差点 - 大久田交差点の間にある建物のうち、ダイアパレス(分譲マンション)のみ住所が名古屋市名東区小井堀町となっている。
  2. ^ a b 紛らわしいが、「東山通」という地名があるのは、ガスト東山公園店の辺りより東を除いて広小路通である。
  3. ^ 「グリーンロード」と呼ばれる区間のうち、長久手市の「杁ヶ池」交差点より西は県道60号、東は県道6号である。
  4. ^ 2005年に豊田市に吸収合併された旧藤岡町小原村足助町旭町稲武町も含む。
  5. ^ さらに東の国道153号を経由した場合、奥三河長野県南信地方南信州地域なども含む。
  6. ^ 国道302号名古屋環状2号線)と交差する名東区上社JCT交差点の前後は信号のある交差点(上社JCT、上社駅西)を回避するため陸橋(通称:上社陸橋[2])となっており、陸橋2車線+地平1車線(いずれも片側)。
  7. ^ ただし名東区の本郷交差点 - 姫若交差点の東行は、東名阪道(現・名二環)建設に伴い名古屋ICを改築した結果、本道路が少し北にずらされて歩道が狭くなったため地中化されていない。姫若交差点から先は、グリーンロードと呼ばれる区間である長久手市の杁ヶ池交差点までが地中化されている。
  8. ^ そのため、並行する地下鉄東山線共々、植田川の流れに沿う形で本郷交差点 - 上社交差点の間は緩いカーブになっている。
  9. ^ したがって、大久田東交差点より東にある照が丘は、名東区であっても東山通の区間から外れる。
  10. ^ 名古屋IC - 大久田東交差点は、グリーンロードと呼ばれる区間でもある([1])。
  11. ^ なお、名古屋栄三越も同じ愛知県道60号(広小路通)沿いにある。
  12. ^ a b 東名ハイウェイバスの停留所が駅近くの当路線上にある。名古屋駅方面行きは降車専用、静岡東京方面行きは乗車専用である。

出典

関連項目

  • 名古屋市電東山公園線
    • ごく短い期間(1959年(昭和34年)3月 - 1961年(昭和36年)5月)当路線上を通っていた路面電車
    • ただし、路面電車が通っていた頃は「東山通」の通称は無かった。前述の通り「東山通」の名称が制定されたのは、路面電車の廃止から20年以上が経過した1984年(昭和59年)である。



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