東京証券取引所での活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:37 UTC 版)
2005年に東京証券取引所会長就任。就任直後の2005年にはジェイコム株大量誤発注事件が発生し、東芝の社長職を兼務して事後処理に奔走した。 2006年のライブドアショックでは、全銘柄取引停止という異例の措置を行った。ライブドア事件においては、たった一度の粉飾でライブドアを上場廃止としたが、これはライブドアがニッポン放送株を大量取得したことに対する「見せしめ」であったという指摘があり、一方で翌2007年に粉飾が発覚した日興コーディアル証券に対しては上場維持としたことに対しても、政財界の意向を汲んだ政治的な判断が働いたという指摘がある。なお、東芝は2015年と2017年に2度の粉飾事件を起こしたが、上場廃止にはならなかった。 2015年に東芝の不正会計問題が発覚した後、粉飾の関係者が東京証券取引所会長を務めていたことは批判された。
※この「東京証券取引所での活動」の解説は、「西室泰三」の解説の一部です。
「東京証券取引所での活動」を含む「西室泰三」の記事については、「西室泰三」の概要を参照ください。
- 東京証券取引所での活動のページへのリンク