東京へ送られた7101
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 02:54 UTC 版)
「国鉄7100形蒸気機関車」の記事における「東京へ送られた7101」の解説
1922年、北海道の1号機関車である「義經」を東京に新設される鉄道博物館(のちの交通博物館)に保存することとなり、7101が「義經」の後身であると推定され、1923年8月に同館に送られた。しかし、同年9月1日に発生した関東大震災により東京入りできず、同機は黒磯駅構内の機関庫に10年以上も保管(放置)されることとなった。 1936年(昭和11年)、7101は大宮工場(現在の大宮総合車両センター)で「義經」として復元されることとなった。しかし同年、鉄道ファンである島崎英一と川上幸義が『7101が「辨慶」、7105が「義經」である』との調査結果を大宮工場に報告し、7101は一転「辨慶」として復元されることとなった。1940年(昭和15年)、同機の復元が完成し、交通博物館に収蔵、静態保存された。1958年(昭和33年)には鉄道記念物に指定されている。交通博物館閉館後は、2007年(平成19年)10月14日にさいたま市大宮区に開館した鉄道博物館に移され、展示されている。
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