東三省総督とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 東三省総督の意味・解説 

東三省総督

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 14:04 UTC 版)

東三省総督(とうさんしょうそうとく、満州語: ᡩᡝᡵᡤᡳ
ᡳᠯᠠᠨ
ᡤᠣᠯᠣᡳ
ᡠᡥᡝᡵᡳ
ᡴᠠᡩᠠᠯᠠᡵᠠ
ᠠᠮᠪᠠᠨ
、転写:dergi ilan goloi uheri kadalara amban)は、朝末期の地方長官の官職である。東三省奉天省吉林省黒竜江省)の総督として管轄地域の軍政・民政の両方を統括した。当初、清朝では満洲族の故地満洲に当たる東三省には総督を置かず、奉天府と呼ばれる独自の行政制度[1]を持っていたが、1907年光緒33年)の東北改制を機に、他の省に合わせて東三省総督を設置した。


  1. ^ 奉天府の独自行政制度: 奉天府は副都扱いを受けていたために北京の行政制度を模して、奉天府尹を長とする興京五部(中央の六部のうち吏部を除く戸部・礼部・兵部・刑部・工部の五部)という独自の行政組織を擁していた。
  2. ^ 乾隆十二年,改奉天将軍為鎮守盛京将軍。
  3. ^ 奉天府の三将軍:盛京将軍・吉林将軍・黒竜江将軍
  4. ^ 三月己亥,改盛京将軍為東三省総督,兼管三省将軍事務。
  5. ^ 盛京から改称。


「東三省総督」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東三省総督」の関連用語

東三省総督のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東三省総督のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東三省総督 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS