本部朝勇の系統
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本部朝勇は1857年、首里赤平村に生まれた。琉球王族・本部御殿の直系当主で、弟に有名な空手家・本部朝基をもつ。本部朝勇は幼少のころより、家伝である本部御殿手を父・本部按司朝真より学んだ。本部御殿手は実子・本部朝茂と高弟・上原清吉が継承。朝茂が戦時中に亡くなったため、戦後は上原が唯一の継承者になった。上原は1961年(昭和36年)に本部流古武術協会を設立、1970年に新たに本部御殿手古武術協会を設立した。本部御殿手では、剣術、槍術、長刀術、棒術、杖術、短棒術、釵術、ヌウチク(ヌンチャク)術、櫂術、石打ち術、鎌術が伝承されている。ほかに箒や鳥刺しなど日常用具も武器に見立てて稽古する。本部御殿手は琉球王族の武器術を継承するのが特徴である。
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