未成魚とは? わかりやすく解説

未成魚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:52 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

未成魚(みせいぎょ)とは魚類の成長過程における段階の一つを指す(稚魚の次の段階)。一般的に使われることが多い、幼魚(ようぎょ)や若魚(わかうお)はこれに含まれる。その種として見分けが付く程度に成長しているが、成魚とは紋様などの外見的特徴が異なることが多い[1]。しかしによっては大きさを除いた外見(色、模様、体形など)が、成魚とそれほど変わらないものもある。行動の様子や生理機能は成魚のそれに近づく。

定義

ウロコが形成されてから成熟するまでの期間を示す。成熟が完了すると成魚と呼ばれる段階に入る。

未成魚の形態

タテジマキンチャクダイの幼魚
サザナミヤッコ属に含まれる一種の幼魚

未成魚の期間は成魚と比べ、同じ種とは思えないほど大きく外見が異なる種もある。これらの種は、成魚とは別種として扱われていたことさえあった[2]。典型的な例としてはタテジマキンチャクダイキンチャクダイなどが知られている[3]

未成魚の呼称について

多くの場合は成魚と同じ名称で呼ばれるが、出世魚と呼ばれる魚は成魚とは異なる名称が使われることがある。ブリボラマイワシスズキコノシロなどがそれに当てはまる。ただし、コノシロはこれに含めないとする意見がある。

出典

  1. ^ 井田斉 他、『小学館の図鑑NEO 魚』、小学館、2003年、 p184
  2. ^ 伊藤勝敏、『図説 魚たちの世界へ』、河出書房新社、1999年、p104
  3. ^ 井田斉 他、『小学館の図鑑NEO・魚』、小学館、2003年、p120

関連項目


未成魚(みせいぎょ、英: )

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)

魚類用語」の記事における「未成魚(みせいぎょ、英: )」の解説

出来上がってから最初成熟達するまでの発育段階

※この「未成魚(みせいぎょ、英: )」の解説は、「魚類用語」の解説の一部です。
「未成魚(みせいぎょ、英: )」を含む「魚類用語」の記事については、「魚類用語」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「未成魚」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「未成魚」の関連用語

未成魚のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



未成魚のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの未成魚 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの魚類用語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS