木棺とは? わかりやすく解説

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もっ‐かん〔モククワン〕【木棺】

読み方:もっかん

木でつくった丸太をくり抜いたものと板を組み合わせたものがあり、日本では弥生時代から使用認められている。


木棺

読み方:モッカン(mokkan)

遺骸収める木製


木棺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 21:49 UTC 版)

木棺(もっかん)とは、遺骸を収める木材で造ったもの。

概要

棺には、木棺の他に壺棺・甕棺石棺陶棺・漆棺などがある。

木棺は、材料の入手性や加工の容易さ、火葬の習慣などから、日本では古代から絶えることなく使用されている。

木棺には、板材を組み合わせて造られた組合式(くみあわせしき)木棺と木材を刳り抜いて蓋と身を造った刳抜式(くりぬきしき)木棺とがある。

組合式木棺は、縄文時代晩期後半に稲作とともに北九州に渡来し、現在まで用いられている。刳抜式木棺は、割竹形(わりたけがた)木棺を中心に、弥生時代終わり頃に大陸から伝来し、古墳時代初期では多用されていたが、後期には箱形木棺に取って代わられた。

組合式木棺・刳抜式木棺は、ともに遺体を仰向けや横向けに納める寝棺であるが、江戸時代以降には座った姿勢で納める座棺も出現した[1]

座棺には平面円形と方形のものがあり、円形のものは早棺や桶棺、方形のものは立棺や箱棺などと呼ばれる。

種類

組合式

箱形が一般的で、縄文時代晩期の西日本に出現し、弥生時代以降は西日本で発達した。

刳抜式

  • 割竹形木棺:小型のものが弥生時代後期に出現した。
  • 舟形木棺  :弥生時代や古墳時代に見られる。

脚注

  1. ^ 座った姿勢で埋葬することは弥生時代中・後期の吉備や北海道地方でも見られる。

参考文献

関連項目



木棺

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 10:12 UTC 版)

名詞

もっかん

  1. 木でできひつぎ

発音(?)

もっ↗かん

翻訳


「木棺」の例文・使い方・用例・文例

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