木柵鉄観音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 06:07 UTC 版)
台湾の台北市文山区付近で生産されている鉄観音である。清朝末期の光緒帝の時代に張迺乾兄弟によって、安渓から鉄観音の茶樹と製法を持ち帰ったとされる。木柵とは、最初に苗木が移植された地名である。加工には独自の工夫がされており、強い揉捻と反復焙煎が特徴で、これにより焙煎香と柑橘類の香りが合わさったような風味となっている。水色もオレンジ色がかった色合いになる。春と冬に摘まれた葉が上物とされる。現在で本家にあたる安渓鉄観音よりも高発酵かつ重焙煎の伝統を保っている。
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