朝鮮戦争とタイプライター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:42 UTC 版)
「ハングルタイプライター」の記事における「朝鮮戦争とタイプライター」の解説
公炳禹のハングルタイプライターの試作品が完成してまもなく、朝鮮戦争が勃発した。戦争中、タイプライターの開発に当たっていた宋基周は北朝鮮に拉致されて消息を絶ったという。公炳禹もソウルを占領した人民軍によって政治犯として捕らえられたが、タイプライターに関心を示した人民軍将校によって釈放され、人民軍がソウルから撤退する混乱の中で逃れることができたという。 ハングルタイプライターの普及に向けて状況が変化する契機は、朝鮮戦争中の1952年に海軍が行政事務効率化のために導入したことであるとされる。海軍参謀総長の孫元一はタイプライターの試作品に興味を持っており、公炳禹式タイプライターを米国で生産して海軍で運用した。
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